固定相場制とは、各国政府間で、為替レートを固定・維持する制度のことを言います。
1944年に自由貿易などの促進を目的に金1オンス35ドルと定め、ドルは常に金と交換ができるという体制ができ、ドルは基軸通貨となりました。
変動相場制とは、外国為替市場の中で外貨の需要と供給の関係によって、為替レートを一定比率に固定せず、自由に決める制度であり、別称、フロートもしくはフロート制とも呼ばれています。
1971年、アメリカのニクソン大統領は、ドルの大量流失に伴い、ドルと金の交換停止を決定し、ニクソンショックと呼ばれました。金とドルの交換率は、1オンス35ドルから38ドルへ引き上げられ、円は1ドル360円から308円となりました。
しかし、これらの新しい固定相場制においても、米国の国際収支は回復しなかったため、1972年にイギリスが変動相場制に移行し、これをきっかけに、1973年に日本を含む先進各国は相次いで変動相場制に移行しました。
このため、ドルは常に金と交換ができるという体勢は終焉を迎え、固定相場制が崩壊しましました。
また、1976年にジャマイカのキングストンで、IMFの暫定委員会が開かれ、変動相場制の正式承認が決定し、金の廃貨が決まりました。
この制度はキングストン合意と呼ばれ、1978年に発効となってから、現在にまで続く国際通貨体制が確立されました。